前川進介の政治日記

市民の声 2021.7.1

子どものスポーツ活動に不適切な制限がかけられていた経緯と、根本解決のためにまずは市職員を尊重すべき理由

1.保護者からの懇願

 

 6月23日の朝、見知らぬ電話番号から着信がありました。話を聞くと、小学生の息子さんが所属している少年野球チームの活動時間や内容にコロナによる制限がかかっていて、それが丹波市は他市と比べても厳しすぎる。緊急事態宣言が解かれたのになぜ制限が継続しているのか、という市民からの意見でした。


 その制限の内容が記載されているウェブサイト「少年少女のスポーツ活動について」がこちら。

 

 

 

 確かに、

 

【平日】
・活動日:週4日以内
・活動時間:1日2時間程度の活動

【土日】
・活動日:土日いずれか1日
・活動時間:1日3時間程度の活動

 

という制限がかかっています。


 なんじゃこりゃ?少年野球という民間の活動をなんで行政に指図されなあかんねん?人権侵害ちゃうか!?


 さっそく担当の丹波市まちづくり部 文化・スポーツ課に電話して内容や経緯を確認しました。



すると、


・兵庫県で決められた方針に従っている
・他市と比較して丹波市が厳しいことは理解している
・他の市民からも厳しすぎるという声を聞いている
・しかし丹波市として決めた指針だから理解してほしい


とのことでした。


 「理解してほしい」と言われても、こんなもん理解できるわけないわ!(笑)


 緊急事態宣言が明けてマンボーの重点措置区域でもない丹波市において、子どもたちのスポーツ活動に行政が制限をかけるなんて絶対におかしい!


 そこで、どういう経緯で意思決定されたのかを聞いていくと・・・、丹波市役所はとんでもない暴論を展開していることがわかりました。

 


2.経緯を調べてみたら、これは公的な部活動に対する制限をプライベートな市民活動に当てはめた暴論だった

 

 担当課が主張している「兵庫県対処方針」の内容は、なんと公立学校の部活動についての対処方針だったのです。中学校の部活の話を小中学生のプライベートな活動に適用させるとはなんと筋違いな・・。


 そもそも、この

 

【平日】
・活動日:週4日以内
・活動時間:1日2時間程度の活動

【土日】
・活動日:土日いずれか1日
・活動時間:1日3時間程度の活動

 

 

という活動制限は、調べてみますと兵庫県教育委員会が「いきいき運動部活動」という方針の中で、「ゆとりある生活の確保」を目的に打ち出した内容です。

 

 部活動はたいていの場合教師が顧問を務め、教師と生徒の関係の中で行われる活動ですから、半ば強制力が働きます。思い返せば私が中学生時代に所属していた軟式テニス部なんて、定期テスト期間以外は正月くらいしか休みがなかったように記憶しています。そういうハードスケジュールで部活に取り組んだこともあり、我々はそれ相応の戦績を勝ち取りましたが、一方で家族と過ごしたりカノジョとデートしたりするなど、部活以外のプライベートな活動に十分な時間を取れない弊害は確かにありました。


 また、教員の働き方改革という観点も大切です。土日ともを部活に費やすと、教員はいったいいつ休めばいいのかという話になりますよね。


 それらの弊害が起こらないように発出されたのが「いきいき運動部活動」で、そこでは「ノー部活デー」なるものを平日と土日の各1日ずつは設けましょう、などと、生徒や教員がゆとりある生活を送るための具体策が書かれています。だから平日は4日2時間以内、土日はいずれか1日3時間以内という制限をしているんですね。


 つまり、半ば強制力の働く部活動から生徒や教員を「開放」して、プライベートな活動時間を増やしましょう、というのがそもそもこの制限の意図です。


 加えて言うと、「いきいき運動部活動」の「4訂版」が出されたのは、新型コロナウイルスが世に認知されるずっと以前の平成30年9月です。この活動内容に新型コロナウイルスが関係あるはずがありません。


 そんな下地があったうえで、令和2年からの新型コロナウイルスパンデミックに見舞われました。兵庫県でも休校措置などを経て、昨年の6月以降は学校や部活動が再開されたわけですが、県下の公立学校の部活動においては県境をまたぐ移動の制限などが新たに加わったものの、「いきいき運動部活動」の活動時間には変更がなく、従来通りの扱いとなりました。


 つまり、新型コロナウイルス感染症パンデミックに見舞われたからと言って、部活動の活動時間に新たな制限を加えなかったのです。


 ご理解いただけると思いますが、以上は全て、兵庫県下の公立学校の部活動に限って兵庫県教委が示した方針です。



 さてここで丹波市の話に移ります。丹波市は県教委が示した公立学校の部活動に関する方針を、なぜか少年少女がプライベートで行っているスポーツ活動に当てはめ、新たに時間的な制限を加えたのです。それが、

 

 

【平日】
・活動日:週4日以内
・活動時間:1日2時間程度の活動

【土日】
・活動日:土日いずれか1日
・活動時間:1日3時間程度の活動

 

 

です。先ほどから説明している通り、この曜日や時間の制限は生徒や教員がゆとりある生活を送りプライベートの時間を充実させるために設けた制限です。そんなプライベートな時間を増やすためにかけた制限をプライベートな時間にもかけて、結局プライベートな活動時間が減らされてしまうというワケがわからない状況に陥っていたのです。


 その理由を問うと、



「部活動で制限しているのに、民間団体で制限かけないとおかしいから」
「この制限をかけないと感染が広がる恐れがあるから」


という、どれも「因果関係が成り立たない理由」ばかりで、当局の主張は全く理解できないものでした。そこでこちらもいろいろ問うたわけですが、

・「感染リスクがより高い大人には制限をかけていないのに、なんで感染リスクが低い子どもに制限をかけているの?」

・「なんで緊急事態宣言下の制限と同じ制限を、緊急事態宣言が解けてからもかけ続けているの?」

・「マンボー重点措置区域の三田市や姫路市では制限がかかっていないのに、なんでマンボー重点措置区域から外れた丹波市の子どもには制限をかけ続けているの?」

・「子どもにとって重症化リスクがより高いインフルエンザで学級閉鎖が起こっても活動制限をかけてこなかったのに、なんで子どもにとってより重症化しにくい新型コロナウイルスの時は制限をかけるの?」


これらの問いに対して整合性のある回答は一つもありませんでした。そりゃそうです、自分たちの頭で考えて作った制限じゃなく、他所から借りてきた制限を無理やり当てはめただけだから、臨機応変に答えられるはずがありません。


 市役所の立場としては、国や県が出す何かしらのガイドラインがあって、それを根拠にして市民を従わせたかったんでしょう。それだと自分たちで考えて生み出す苦労がいらないし、いざ何か問題が起きたとしても「自分たちで作ったわけじゃないから」と責任を負う必要もないですからね。


 だけど、公立学校の部活動の制限を子どもたちのプライベートな活動に当てはめるのは、あまりにも暴論すぎました。


 確かに中学校の部活動と小学生のスポーツ活動は一見似ていて、同じ制限をかけたくなる気持ちもなんとなくわかります。しかし、当たり前の話ですが、「応用」とは「そもそもなんのために?」という目的が一致する場合において有効な手段です。例えば、中学生の「文化部」でもゆとりが大事だよね、ということであれば、同じ「ゆとりある生活の確保」という目的を持って取り組んでいる「いきいき運動部活動」の内容を「文化部」にも応用してみようよ、という展開ができるのです。それが正しい「応用」の仕方です。


 ところが今回は半ば強制力が働く中学校の部活動から開放するための方針を、自らプレーしたい子どもたちが集まる民間のスポーツクラブに当てはめてしまいました。一見似てはいるけど成り立ちが全く異なる領域に「応用」してしまったもんだから、人権侵害にまで発展したのです。見た目の共通点に騙されてはなりません。


 農業に例えるなら、レタスの栽培方法を見た目が似ているキャベツにも導入してしまうようなもんですよ。見た目は同じ「緑色の結球した野菜」であっても、レタスはキク科でキャベツはアブラナ科。適する環境が違えば害虫対策も違う。にも関わらずレタスと同じようにキャベツを育てたら、当然ながら健やかに育ちませんわね。そんな乱暴な議論が丹波市役所で行われていたのです。

 

 

 

 

3.自分の頭で考えましょうよ(基礎自治体の役割と責任)

 

 今回この問題を解決するにあたって、私は担当係長、課長、部長、副市長、市長と、担当する全ての管理職に直接会って話し込んできました。皆さん微妙に反応が異なっていて、それぞれの性分や立場があるよなぁ、と興味深く感じたところなんですが、それとは別に感じたことがあります。


 それは、「自分たちで考えて制度設計するのではなく、なんとかして国や県の方針に従いたい」、そんな思いが見え隠れしていたことです。


 これは私の想像の域を超えない話にはなりますが、今回起きた問題の本質は、「職員一人ひとりが自分の頭で考えて決定していくのではなく、とにかくお上の言うことに従って仕事を進めていこうとする態度が丹波市役所内に蔓延っていること」なんじゃなかろうかと思います。



 公務員の世界には「休むな、遅刻するな、仕事をするな」という言葉もあると聞きましたが、自分の頭で考え、決め、実行することは役所の文化に馴染まないのかもしれません。


 しかしそれでは変化の激しい現代において周回遅れもいいとこですし、今のような緊急時に臨機応変に動けません。


 例えば今回のコロナ対策だって、弾力的に制限を強めたり弱めたりすることを繰り返すはずですが、緊急事態宣言中であろうと解除された期間であろうと関係なく、去年6月に決めた制限を1年間も変えずにやり通してしまいました。


 自分たちで積み上げて作った基準でないから、緩め方も締め方もわからないだろうから仕方ないんですが、それで割を食うのは市民なんですよ。だから今回も保護者からお怒りの電話があったわけでね。



 国や県の役割は大まかな方向性を定めることです。そして我々基礎自治体の職員は、国や県では対応しきれないほど細やかな、地域の実情に合わせた対応が求められ、それこそが地方分権の長所のはずです。市民の声を聞いて、自分たちの頭で考えて政治に反映していくことこそが基礎自治体の在り方ですよ。


 しかし現状では、地域の実情に合わせず、むしろ県の方針を無理やり当て、市民から怒りを買うような市政運営になっています。


 緊急事態である今は、各自治体の通信簿みたいなもの。普段から自分の頭で考えている職員が多い自治体とそうでない自治体との差が顕著に現れているように感じます。丹波市役所もいつまでもお上の指示に従ってばかりじゃ、そのうち「兵庫県立丹波市役所」に落ちぶれちゃうよ。

 

 

 

 

4.子どもの人権を守らないまちの未来は暗い

⑴「大人の人権」と「子どもの人権」は分けて考えるべき

 

 ある属性を持っていることを理由に、他よりも不当に低く取り扱われることが差別であると考えた時、例えば


・丹波篠山市の小中学生は時間的な制限なく野球ができるけど、丹波市の小中学生は制限がある
・丹波市の大人は時間的な制限なく野球ができるけど、小中学生には制限がある


このような状況は、「丹波市の小中学生」という属性であることによって不当に低く取り扱われた「差別」と言えます。丹波篠山市がOKで丹波市がNG、大人がOKで子どもがNGと言える合理的な根拠がないですから。




 そしてさらに残念なのが、その差別を受けた対象が社会的に弱い立場にある子どもだったことです。子どもは社会の中で弱い立場で自らの声を上げることが困難ですから、周囲の環境や社会の中にあるさまざまな矛盾の影響を直接的に受けやすい存在です。


 今回でも、例えば私が所属している大人の野球チームにこのような制限をかけられたら、すぐさま私は丹波市役所に行ってクレームをつけていたと思います。それは私がもうええオッサンだから。弱い立場でもないし、嫌われても平気だし。でも子どもはそうはいきません。チームの保護者が行政の要請に従えば、それを覆して活動することなどは子どもたちにできようはずがありません。


 結局、子どもたちの「野球をしたい!」という気持ちは叶えられないのです。この1年、子どもたちは悔しい思いをしてきたことと思います。




 私は常日頃から「自立」の重要性を説いていますが、その自立の第一歩目は「自分(たち)のことは自分(たち)で決める、自己決定」だと考えています。お上に言われたから従うのではなく、自分の頭で考えて決めていくことです。


 そのために周囲の人間が気をつけなければならないのは、過保護・過干渉にならないことです。それは大人でも子どもでも同じことですが、特にこれから成長していく伸び代だらけの子どもに対しては細心の注意を払う必要があります。


 今回の過度な制限は、過保護であり過干渉でした。自分たちで話し合って決めることができず、子どもの自立が遠のいたように思います。




 自己決定権とは、憲法で定められた日本国民の権利で、本来であればその憲法を守るべきは行政のはずですが、今回はその逆を行ってしまいました。子どもの人権に対する意識が低いと言わざるを得ません。


 私は子どもの人権を軽視しているまちの未来は暗いと考えています。理由は2点。


①自分のしたいことが不当に押さえつけられるような地域から、自立的な人は離れていくから
→「帰ってこいよ」と言ったところで「イヤだ」と断られるのがオチです


②自分のしたいことが不当に押さえつけられることを当たり前と思い込んでしまうと、次世代に対しても同じように押さえつけようとするから
→人権軽視の負の世代間連鎖が続きます


 だから、丹波市役所は本気で人権、特に社会的に弱い立場にある子どもの人権に対しての意識を上げるべきです。じゃないとお先真っ暗よ。




 ちなみに、ちょっと話が逸れるかもしれませんが、「子育て支援」施策も同じことですよ。私が考えるに、子どもの人権を守るために親の子育てを支援するんです。


 それは、子どもと共にいる大人がさまざまなしんどさを抱えさせられている間は、そのしんどさがより弱い存在である子どもに向いてしまい、子どもの人権を守れなくなりがちだからです。そういう理由で、子育て中の大人をサポートして子どもの人権を守りましょう、という考えが抽象度の高い子育て支援です。


 私は選挙の時に「自己肯定感を育む子育て支援」を謳っていましたが、これも同義です。子どもの自己肯定感を高めるのに、子どもの人権を守ることは必須ですからね。


 そしてそれを見事に体現しているのが明石市です。泉市長は元弁護士で、人権意識、特に子どもに対する人権意識が非常に高いんです。だから今は市長として子どもの人権を守るための子育て支援策を矢継ぎ早に打たれているんです。だからあれだけ人が集まるんですよね。


 そういう視点で丹波市の子育て支援を見ていると、どうも子育て中の大人を支援していることが目的に見えて仕方がないんです。それはただの手段なんだから、子どもの人権を守るために最後にもうひと押し要るんじゃないの?と思いますが、長くなりそうなのでまたそれは別の機会に発信します。



⑵人権意識が低いのは、自分の人権が守られていないから

 

 さて今回の問題に関して、私は丹波市の人権啓発センターにも足を運び、指導員(?)の方と人権について語り合ってきました。小一時間ほどの時間でしたが、非常に面白い話ができたので、また足を運ぼうと思っています。


 そこで丹波市役所職員の人権意識の低さについて話をしている中で、ではどうやったら職員の人権意識が高まるのか?という議論になりました。


 相手の立場を考えるだとか、研修を受けるだとか、まぁいろいろなアプローチ方法が考えられると思うんですが、私が思うに、


「まずは市役所職員の人権が守られ、職員本人がその尊さを体感すること」


が何よりも大切だと考えています。上司の言うことに意見できないような職場では、人権が保証されるわけありません。また、(今はコロナ禍でそもそも難しいですが)居酒屋で職員が飲んでいて市民から「俺らの税金で飲んどるんか」と難クセつけられるような環境では、言いたいことも言えないでしょう。


 そんな環境ならば自らの人権の大切さを感じ取る機会が得られないから、自他ともの人権に関して不感症に陥るのは自然な話です。




 「人権」という言葉を「尊重」に置き換えるとわかりやすいかもしれません。人権を守るということは、人として尊重されるということです。


 そして、「自己への尊重」と「他者への尊重」は表裏一体の関係にあるのではないか、と私は考えています。自分のことを尊重できた時に、人としての尊さを感じられるからこそ、他者のことも尊重しようという気持ちになれるのですから。


 例えば私は、非常に人権意識が高いと自負しております。それはなぜかと言うと、けっこう好き勝手に生きているからです(笑) もうちょっと丁寧に言うと、私自身が主体的に考え、行動して生きる、そんな人生の尊さを感じているからです。誰かに言われたからやるんじゃなくて、自分の責任が取れる範囲で自由に考え生きています。そんな人生を楽しんでいるからこそ、逆に誰かが過干渉に関わってきた時に不愉快さを感じることができ、「これは私が決めることであってあなたに言われる筋合いはない!」と敏感に反応できるのです。つまり、人権意識に対する感度が高いんだと思います。


 この在り方に至るまでには「鬱」を経験したことが大きいんですが、まぁとにかく自分の人権を尊重し、満たされているからこそ、人権に対する感度が上がり、多くの人にその尊さを感じてもらいたくて他者の人権を尊重しようという気になるんだと考えています。




 だから、市民の人権を尊重する政策立案のためには、まずは市役所職員の人権が守られるべきなんです。


 そのためには市長はじめ管理職が部下を不当に押さえつけるようなことはあってはならないし、市民も「公務員だから」という不当な理由で責めるようなことがあってはならないと考えるのです。


 だからまず我々市民側ができることとすれば、職員に対して偏見を持ったり差別をしたりせずに、人として尊重する関わりを持つことでしょうか。そうした関わりが、丹波市の未来を明るくするのかもしれません。しらんけど。


 そして、もうお気づきだとは思いますが、この人権意識の低さや自己決定のできなさと、「兵庫県立丹波市役所」は関連しているんですよね。けっこう根が深い問題だと感じています。

 

5.終わりに

 

 今回の件は、当局で協議していただいた結果、本日7/1から制限が解除されることになりました。市長・副市長はじめ市の職員におかれましては、6/23の訴えに対して7/1から適用という迅速な対応をしていただきありがとうございました。私に要望を出された市民には非常に喜んでいただけましたし、こうして市民の声を届けていくのが私の仕事の一つだと認識していますので、今後とも真摯なご対応をよろしくお願いします。




 それにしても今回は親御さんの熱い気持ちを感じました。この手書きの紙は私に相談してこられた親御さんが調べられたものです。

 

少年野球チームに所属しているお子さんを持つ親御さんが、県内他市の状況を調べられたメモ

 

 

 兵庫県下の他市役所に電話しまくって、少年少女スポーツ活動についての制限の現状を調べ、そして丹波市の取り組みがいかに異常かを訴えかけてこられました。




 そしてこのまま行政が言う通りに従い続けるのが子どもたちにとっての最善なのか?もしかすると制限を無視して活動した方が子どものためでは?しかしそうなると普段野球を教える以外にも「社会で必要なルールを守れ」と言っているのに、それに矛盾してしまう・・・という非常に大きな葛藤を抱えておられました。


 真剣に考えるからこそ、悩ましいわけですよね。




 それだけの熱意があって、そしてその市民の熱意がよい形で丹波市政に反映できたことを政治家の私は嬉しく思います。


 今日からは感染症対策をバッチリ行ったうえで、親子で尊い時間を過ごされてください!


 そして願わくば、今回不当な扱いを受けてきたことによる「苛立ち」や「悔しさ」のような感情をバネにして、自分たちの人権を強く意識してもらえたら嬉しいです。我々には権利があります。行政が不当な制限をかけることを黙認していては、成熟した民主政治ができません。これを機に、丹波市の人権意識が少しでも向上することを願います。

 

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